2019年3月16日土曜日

第13回GE DWIBS研究会の報告

第13回GE DWIBS研究会が船橋市立医療センター(千葉)で開催されました。GEという縛りがある中で46名もの方が参加くださいました。またLiveは定員を上回る応募があり嬉しい悲鳴でした。今回の主管であります、世話人の船橋市立医療センターの桜井さんの挨拶から会が始まりました。GEの最新情報ではRSNAの情報です。ちょっと衝撃的な内容でした。頭部のEPIで歪みを改善するPROGRES。b0の位相方向の撮像を変えて、歪補正のアルゴリズムを作成するようです。これは吃驚でした。あとMUSE マルチショットDWIの前立腺の画像を見せてもらいました。吃驚するくらいの高分解能画像です。それでいて、TSEではないのでSNも高いです。FOVを広げれば、FOCUSを撮影しなくても良いかもしれません。AIRコイル使ったDWIBSの画像も見せてもらいました。g-factorがよくなるので、PI factorを上げられるようです。Asset4が使えるようです。楽しみですね。東海大大磯病院の大塚さんににはコイル固定法(頭頸部は8ch Body Array+骨盤 Body Coil)での拘りをお話いただきました。臨床画像も見せていただきました。食道がんの検出率はとても良いということでした。桜井さんからも自院での経験を教えていただきました。当初はコイル固定法であったが、メディカルエキスパート製の天板を購入し、現在ではコイルスライディング法で行っているということでした。コイルの移動数は1回で行っています。かなり時間がかかるので、現在はDWIと横断のSSFSE+3D T1GE横断で終えているということでした。FusionはVincentで行っていました。同一施設の柳澤さんに論文レビューをおこなっていただきました。DWIBSではないのですが、EOBの検査にDWIを追加することで、肝転移の検出能が向上するということでした。ありがとうございました。休憩をはさみ、世話人の静岡済生会総合病院の山崎さんに司会をバトンタッチ。聖霊佐倉総合病院の園田さんに、DWIBSの症例ということで多くの症例を見せていただきました。骨転移に限定してDWIBS検査を始めたということでした。君津中央病院の嶋田さんはDiscovery750Wを使って冠状断DWIBSをTryしていただきました。当研究会の掲載している条件表を見て撮影、非常に綺麗に撮影できて吃驚ということでした。もっと自動化するために多くの工夫をおこなっていました。特定の人だけではなく、誰でも撮影できるように改良したということでした。Signa Createrを使って、撮像条件を検討してくれたのは平山病院の國友さんでした。コイル固定法でしたが、とても綺麗に撮影できていました。熱意がすごいですね。add imageはSSFSE T2のみで、FusionはやはりVincentでした。この後、世話人の多くは入れなかったのですが、ライブが披露されたようです。熱心に皆さん、見入っている様子が伺えました。次回第14回GE DWIBS研究会は6/1(土) 赤坂 GEジャパンでネット中継をはさみながらやる予定です。ぜひ多くの方のご来場をお待ちしてます。